手にとるまでに時間がかかった本でした。
絵がモノクロで、カラーに慣れきっている彼らにどうだろう、と半信半疑でしたが、そんなことは大人が勝手に感じるだけなのだ、と改めて思わせてくれました。
かもたちの名前では大笑いし、
道路を渡るところではハラハラドキドキし、
最後は、ああ、よかった。
中でも上が一番反応がよかったのは、
ピーナツ目当てに公園をすみかに選ぶところです。
この場面は「ええ〜???」
下はかもたちのしぐさやおまわりさんの温かさに反応していました。
年月を経ても、同じ光景がどこでも繰り返されているんだと感じると、自然に笑みがこぼれます。
困ったのは、最後の地図です。
子ども達にせがまれて意味を教えたのですが、
「え?」という顔をしています。
「こっちとおれば危ないのがすくなくなかったんじゃないん?」
と思ったようです。
かもさんたちが、地図上で遠回りをしているように
思えたのがとても気になったみたいです。
うーん。