絵本の中でのはなしなのに、表紙からまるで自分自身がその中の町に住んでいるかのように思えるほど、楽しめる絵本です。若島津関が大きく取り上げられているので、種子島の巡業相撲ですね。
西村さんのほのぼの絵は、相撲のふれこみから土俵づくり、けいこ、まわしのしめかた、呼び出し太鼓と事細かく描かれていて、こどもと一緒になって、すもうをすみからすみまで見尽せます。仕舞いは会場の取り壊し風景まで!土俵の向こうに、この町の自然、山と海がやさしく描かれていました。感激です。
娘は言いました「おすもう、みにいこうね、いつか」と。感謝。