今までは、気にも留めていなかった一つのこと。
それは、なぜ、サンタクロースのそりをひく動物が、となかいなのか。
そういえば、どうしてなのだろうと不思議に思いいつつページをめくると、私達の疑問をすっきり解消してくれる、ちょっと素敵なお話でです。
アツコ・モロズミさんの描く絵も、とても素敵でお話にすごくあっていて、大型の絵本がクリスマスのお話会にもぴったりです。
初めは、自分の足で、走ってプレゼントを配っていたサンタでしたが、数が増えて、配りきれなくなりそうになり困っていました。そこで、エルウィンの知恵を借りて、そりを作ったり、そのそりをひく者を春に募集したのです。散々面接を繰り返したのにも関わらず、雪が降ってもまだ決まらずにいたなど、数々のエピソードがとても興味深いし、面白いので、見応えがあります。
特に、そりひきの面接に様々な動物たちが登場して、失格となっていく場面が、笑えます。
最後には、面接には来なかったとなかいが、そりひきに決まったわけですが、ここにも一つのエピソードが隠されていて、最後まで楽しめますよ。