目の見えない主人公が感じる色の世界についての絵本
真っ黒な紙に文字と点字、指で凹凸の感じ取れる透明のプリントの絵
色についての内容なのに、全く色が出てこないし、真っ黒な静寂のなかで感じる色が、とても美しいと思いました
思えば絵本はデジタルでは表現できない、物質としての魅力があるな、って思います
仕掛け絵本とかもそうだけど、角が潰れたり、破れてたり、クレヨンで落書きされてたり、
そういうのも絵本らしいところだよなって思いしました
手に取って、触れて、指で認識して、デジタルでは再現できない、絵本らしい作品です