動物たちが茶店や温泉をめぐりながら俳句を作るという、ほのぼの笑えるお話です。動物たちの表情がユーモラスで、特にシロフクロウには子供も私も笑ってしまいました。俳句というよりダジャレぽい句もあって楽しいです。
俳句を短冊に書いているようなレイアウトも、大人だけにわかるおもしろさだなと思いました。作者の方は動物の専門家なので、動物目線でのおはなしもおもしろかったです。冬は火鉢をかこみながら、俳句を作っています。子供は、おばあちゃんの家で火鉢を見たことがあるので、火鉢をゆびさして「おばあちゃんの家にあるよー」とおもしろがっていました。よくみるとその火鉢には白くまが描かれていて、ここでも笑ってしまいました。