作者自身が、自分の子どもの頃起きたことを大人になった今、描いているからちゃんとお母さんの気持ち(愛情)も、当時の苦しかった・悲しかった作者の気持ちも読み手にやさしく伝わってきて、共感できました。
「ぼく」(主人公)がたどり着いた島は人はいません。優しく迎えてくれる動物たちだけ。この夢の島と、現実世界との境界線の描き方がとても自然で、場面展開に違和感がありませんでした。
ページ数は結構ありますが、テキストは短いです。
やや細かく描かれているページもありますが、個人的には小学校などの読み聞かせで使ってみたいです。
小学校中学年〜高学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか。