人を脅かすのが仕事の太っちょのモンスター「ローリーポーリー」が、絵本に出合ってその楽しさを知り、自分で本を読むことに夢中になるという、直球ストーリー。
ローリーポーリーがおどかした女の子が、1冊の絵本を落としていきます。はじめは食べ物かとおもったローリーポーリーですが、その挿絵に夢中になり、それが絵本だと知って、読みたいと思うようになります。ドラゴンおばあさんに文字を教えてもらい、自分で本を読めるようになったローリーポーリーは、他のモンスターたちにも大きな影響を与えます。
はじめて本に出合ったとき(たぶんあかちゃんの頃?)の感動は忘れてしまったけれど、素敵な本に出合った時の嬉しさは、常に感じます。そんな素敵な気持ちを思い起こさせてくれる気持ちのよい絵本でした。