真っ赤な鶏冠をピンと立てた立派な雄鶏が表紙の絵本。
村のお祭りが近づいています。おさげのかわいい女の子シルヴィー・アンとお兄さんのトムはうきうきしています。
それは、二人にある「計画」があったから、、、。
お祭りというと、日本の絵本では歌って踊って夜店を楽しんでといった感じですがこれは違います。
村に住む人々の日頃の努力をみんなで品評し褒め称える日でもあるのですね。
そういえば、アメリカの小説などを読んでもよく「お菓子コンクール」とか「未来の主婦のためのコンクール」とか出てきますね。おばあちゃん直伝のレシピやオリジナルレシピを競うのです。
異国情緒あふれる挿絵も魅力的ですが、昔ながらの生活を営む村人や自立心あふれる子供たちの姿がすがすがしい一冊です。
子供の頃に読みたかったなと思わせられました。
自信を持っておすすめします。