ノスタルジックでちょっぴりシュールで、そしてどことなくほろ苦さのあるシリーズですが、こちらはシンプルで子供が馴染み易い一冊だと思います。
自分の誕生日を知らなかったダヤンが、三人の魔女に誕生日を見つけてもらって誕生日パーティーを開きますが、その場で予想通りすったもんだあるお話です。起承転結しっかり起伏があって、ストーリー的には分かり易く最後のまとまりもよく、子供の絵本らしい作品だと思います。
このシリーズの素晴らしさは、ミステリアスで独創的なイラストと、文章の細かな独特の描写なんですね。
三人の魔女が順番にそれぞれ違った得意の魔法を掛けていく様子やパーティーの様子、怒った登場人物の報復の意外なその方法など、子供にはたまらずわくわくしてきます。そして最後は親友ジタンの機転で事態は収拾します。
文章のテンポのよさが耳に心地よいのか、子供はとても気に入って、かなりの回数読んでやっています。