友達とケンカになった時、お母さんがデブだと
友達に悪口を言われた主人公。
そこで、デブで何がいけないのか、考えた。
太っているからこそ 綱引きは強いし、
気にひっかかったボールだって
枝をグイッと押し下げて取ってくれる。
家族み〜んな優しいけれど、中でも
一番優しいお母さんが僕は大好きだ!、というお話。
同じシリーズが他に4冊出ていますが、どの本も、
『もちろん、多少の欠点こそあるけれど、
でも良いところのほうが遥かに多くって
なにはともあれ、大好きな家族なんだ〜!』 と、
自慢の家族を 素直に自慢してしまうのが照れくさいばかりに、
愛着を込めて、逆に家族の欠点を紹介しているように
私には思えました。
皆さんには、どう受け取れるのでしょうか?
我が家の娘たちには素直に大ウケでした。
でも、何度も読んでいるうちに、
周りを見回して、自分の家族に当てはめて
パロディーを作って遊び始めたのです。
例えば、
『わたしのママは手がガサガサだぞ』…というように。
そう、私は手入れも虚しく、
手荒れが人一倍ひどいのです。”(/へ\*)”))クスン
聞いているうちに、
「これは、ちょっと危険だぞ」と危惧し始めました。
子供って、時として残酷なことがありますよね〜。
「こんなことを言ったら相手が傷つくかな?」などと
考える隙もなく言葉を発してしまうからです。
よく、読み聞かせの後に感想を聞くのはタブーだとされていますが、
この本の場合は、子供に正しく理解してもらうために、敢えて、
そのタブーを破って本の内容について親子で話し合ってもいいのではないか…
そんな風に思いました。