わかやまけんさんの「こぐまちゃん」シリーズが大好きで、この絵本を見つけた時はわくわくしました。
40年以上も前の作品で、ちょうど日本が高度成長期だった頃です。
どんどん環境破壊が進んでいくようすが、きつねの目線で描かれています。
ほんわかとした絵とは裏腹でショッキングなラストです。
昔話のように、悪いモノが残酷な死に方をするのは、納得できるのですが、何も悪くないきつねを死なせる必要があったのかなと思います。
その前のお話で、人間のしている事は充分伝わると思います。
ショックのあまり、本当に伝えたいことが伝わらないと思いました。