私の周りの絵本好きな人の中に、スタイグのファンは多いのです。(ろばのシルベスターのぬいぐるみを持っている人も複数あり)
私は、それほどのスタイグ好きではないのですが、一読して「まあまあかな」なんて思っても、何故か印象に残っていたり、もう一度手に取ってしまったりするものが多いのです。
どうしてか考えてみましたら、スタイグの話って、ファンタジーなのに、なぜか日常に妙にマッチしているのです。
家族の雰囲気とか、主人公の行動とか、決して突飛ではなく、隣の家族のことを描いているみたいな気がするのです。
それにプラスして、この物語には、どことなくお間抜けな雰囲気が流れていて、とってもキュートです。
設定は独創的なのに、妙に泥臭い感じが、ファンの心を握って離さないのかもしれません。