カラスに育てられた野良犬ジロが、いじめられながらもけしてなかず、やがて強さで大きな群れのリーダーとなっていきます
ジロがなぜ、なかないのか?その真相は仲間を助ける瞬間に、わかってしまうのですが、自ら群れのリーダーを捨てた時に本当の仲間が出来るというお話です
でも読み終わったときに、もっと深い意味がありそうがなぁと考えさせるお話でもありました
1996年に発刊され2007に新装版として発刊される、名作です
ジロが鳴き声に、負い目を感じるようになったのは、成長とともにです
幼い子どもも成長とともに自分と他人が違うことを理解するようになりますが、たとえそれが身体的なことであったとしても、個性として受け入れることの出来る寛容性を身に付けてほしいと願わずにはいられません
また大人が見本となる行為を示すことも大事だと思いました
小・中学生にも読み聞かせに良いのでは・・・