丸木橋のそばで見つけた黄色いバケツ。
キツネさんは誰のものか気になって仕方ありません。
落とし主が見つからなかったら、自分のバケツにしたいキツネさん。
キツネさんは友だちと相談して一週間待つことにしました。
その一週間、キツネさんはバケツが気になって、時折見に行きます。
こんな思い出ありますね。
気になるバケツだから、早く落とし主を見つけてあげたいのです。
持ち主がどんな人なのかも気になって仕方ないのです。
キツネさんはバケツのことを思い、持ち主のことを思い、そして一週間がたちました。
バケツはなくなってしまいました。
でも惜しかったなどとは思わないのです。
黄色いバケツはキツネさんにとても良い一週間をプレゼントしてくれました。
この感覚を、大人になったからって忘れてしまってはいけないですね。
親として思いました。