『チムとゆうかんなせんちょうさん』シリーズで有名なアーディゾーニと同じ作者……と思ったら、これは文がエーンジェルダ・アーディゾーニ、絵がエドワード・アーディゾーニになっています。エーンジェルダがだれなのか(奥さんかな?)興味をひかれますが、この本は確かに「チム」よりは女の子向きかもしれません。それでも、我が家の年長の息子は手作りやお人形が好きで、作者は違いますが『ティリーのねがい』『人形たちのクリスマス』など、ドールハウスを思わせる本が好きです。その中でこの本は「やっぱり何があっても、ひとりぼっちじゃつまらないんだなあ」としみじみ実感させられる面白い本だと思います。舞台がスーパーマーケットというのも子供には身近に感じられるようです。