ガンピーさんは何歳なんだろう?独身かな?その辺は謎ですが、気のいいおじさんであることは間違いないです。
ガンピーさんは、ふねをいっそうもっていました。 ふねといっても大きなものではありません。手漕ぎボートのようなものです。
そんな ガンピーさんのふねに乗せてほしくて、次々に乗客がやってきます。
「いっしょに つれてって」と子ども達、「いいとも けんかさえしなけりゃね」とガンピーさん。
次にうさぎがやってきました。 「いいとも とんだりしなけりゃね」
猫、犬、豚、羊・・・次から次へやってくる動物達に、一言だけ約束を交わすと、せまいのにもかかわらず、こころよくふねに乗せてくれるのでした。
けれども、そんな約束も忘れ、みんな騒ぎ始めたから、さぁ大変!! ふねがひっくりかえってみんな川へと落ちてしまいました。 けれどもガンピーさんは怒ることもなく。。。
次から次へと動物達がやってくるところが、ウクライナ民話の『てぶくろ』にも似ていますが、私はこっちの方が好きです。 子どもも、こういうお話は好きかと思います。
ちょっとびっくりしたのは、川に落ちた時にガンピーさんの帽子が脱げてしまったところです。
帽子をかぶっていたので分からなかったのですが、それもまた親しみやすくて良かったです。
ガンピーさんの大らかで優しい人柄に癒されます。絵も素敵ですよ♪