最近『オールズバーグ』にハマっています。
でも、この作品タイトルが『さあ、犬になるんだ!』なのに、表紙絵は物語の序版で催眠術師に術を掛けられた女性が、ニワトリになったつもりになっているシーンです。しかも、下から目線でとらえているこのシーンは、なんだか凄味があってちょっと怖いです。
そして、私が知っている彼の作品の中で、黒人の家族が主人公なのは初めてでした。
しかも、その描き方とか生活感にリアリティを感じるんです。髪の毛の質感とか、生活用具とか、背景に描かれている街並みとか…!
またまた改めて、素晴らしい作家(芸術家)だな〜と思いました。
主人公は小学校の中学年くらい、妹は1年生になるかならないかくらいでしょうか。
同じ年くらいの下にきょうだいがいるお子さんはかなり共感できるんじゃないかな?
字は多いですが、絵がはっきりとしてたくさんのことを物語ってくれているので、文章がしっかり読み取れなくても十分楽しめると思います。
小学校低学年くらいからお薦めです。