小学校1年生から6年生まですべての学年で読みました。そろそろ進級に向けての心の準備が始まるこの時期、○年生になりたくない子はいないかな?と問いかけると、ちょっと苦笑しながらちらほら手が上がります。
たまごにいちゃんもそんなにいちゃんなんだよ。
表紙を見せただけでもう大ウケ。ずっとくすくす笑いながら見ています。殻にひびが入ってしまうページでは、必ず小さな悲鳴が上がります。最後、立派な(?)にわとりになったおにいちゃんに、やっぱり苦笑いしながら、ちょっとほっとしたように拍手。
いつまでも卵の中にいたい、甘えん坊で怖がりの子どもたちに、あせらなくても大丈夫、ということとともに、殻を破るのはそんなに怖いことじゃないよ、とそっと背中を押してあげられる本だと思います。
ちなみに先生方にも大ウケでした。