日本の神話シリーズ(全六巻)のうちの第一巻です。
1987年に発行されていたものを、あかね書房から復刊したものです。
イザナギという男神とイザナミという女神がこの島を作ったというお話です。
古事記を絵本にするという大胆な?発想でありながら、それを実現した画家の赤羽末吉氏の挿絵がみごとに表現されています。
うちの実家では、お正月になると、「天照大御神」と書いてある掛け軸を床の間に飾ります。なんでかな〜とは思っていたものの、気にしていませんでした。 しかし、そのわけがこの絵本でわかったのです!
イザナギが黄泉の国から生きのびて帰り、水辺で体を清めた所、左目を洗ったときに生まれたのが、日の神ー天照大御神で、右目を洗ったときに生まれたのが、月読神だということが書いてありました。
古典を紐解くのは、なかなかできないものですが、絵本でその糸口がつかめたら、すてきなことですね。