日本の神話第二巻。
有名な天の岩戸のエピソードです。
妻のイザナミと壮絶な別れをして、黄泉の国から戻ったイザナギが
身を清めていると、また神が誕生したのです。
その中のスサノオは乱暴者で、姉のアマテラスは心を痛め、
天の岩戸に身を隠してしまうのです。
アマテラスは日の神であったため、闇に包まれた世の中を元通りにするため、
神々の画策が始まります。
アメノウズメの踊り、鏡の効用など、大らかな展開が面白いですね。
天の岩戸のエピソードは、天が突然闇に包まれるという日食の現象と関係があるともいわれていますね。
今年は日食が観察できるようですし、今読むにはまさにタイムリーだと思います。
小学校のおはなし会では、『くにのはじまり』とセットで読んだので、
子どもたちもすんなりこのエピソードを楽しんでくれました。
やはり知っておきたい神話だと思います。