ヨーロッパの冬を思わせるような、セピア色のシーンから、泣き虫のこねずみと金魚の物語は始まります。
しんしんと心も凍てつくような冬景色の中、ひとりぼっちで泣いているこねずみ。金魚と出会って話しているうちに、だんだん、ひとりぼっちじゃないことに気づいていきます。でも、こねずみを本気で励ます金魚も、本当はさみしかったんです…。
子どもたちだけじゃありません。子育てや仕事で忙しい毎日だけど、ふと「さみしいな」と感じることはありませんか?そんな大人のあなたにも、この絵本はとってもおすすめです。
あなたはひとりぼっちじゃないんだよって思い出させてくれる、心のしんから温まる絵本です。