日本の神話第五巻。
『いなばのしろうさぎ』で、兄弟からひどい仕打ちを受けたオオクニヌシは
黄泉の国へと逃げるのです。
そこで、祖先でもあるスサノオと出会うのですが、
スサノオの娘、スセリ姫がオオクニヌシに好意を持ってしまったため、
スサノオはオオクニヌシに試練を与えるという訳です。
オオクニヌシはスセリ姫の機転もあり、見事に試練を乗り越えるのです。
スサノオのこの感情は、嫉妬でしょうか。
でも、最後には許す、というのがいいですね。
スサノオとオオクニヌシの微妙な表情が活写されていて、
ドラマティックです。