北アメリカ先住民の民話を基にした物語です。
【内容】たいようが沈まずひるばかりだった村。たいように休んでもらおうといろいろと試すのですがうまくいかない。そんなある日、一羽のカラスが偶然にもたいようの光を遮った。これだと思った村長はカラスにお願いをしてひるを止めてもらう。熱さに耐えた勇敢なカラスの行動にたいようはご褒美として大きな鳥を遣わす・・・。
【絵】大らかな描き方で、また古代インディアンをモチーフにしたような色鮮やかな衣装。たいようの光や波の描き方も独特で、民話の世界に入り込めます。
【その他】かみなりが鳴って「よる」が訪れるのですが、今度はうるさくて眠れない。パロディもあり楽しめました。
民話作品は好みによって大きく分かれると思います。あははと笑える内容ではありませんが(そういう考え方もあるのかぁ)と思うことが出来る作品です。読むなら高学年から。