アイスランドの田舎で悠々自適な一人暮らしをしていたグンニョーナおばあちゃん。
病気をきっかけに、お医者さんの勧めで都会のマンションへ引っ越します。
初めは新しい家になじめませんでしたが、
マンションでニワトリを飼い、ベランダに家庭菜園を作り、屋根に芝生を敷いて・・・。
表紙のグンニョーナのお顔に惹かれて手に取ったのですが、
光にあふれた絵が本当に素敵。
アイスランドの風景や、グンニョーナの暮らしぶりが魅力的に描かれていて、
絵を眺めているだけでも、明るい気分になれそう。
この物語の語り手で、マンションの隣の部屋に住む少年「ぼく」はグンニョーナの良き理解者。
読み聞かせた次男は、「ぼく」目線でニコニコとお話に聞き入り、
「ぼく」同様、グンニョーナおばあちゃんのファンになったようです。
新しいことや、初めて会う人とのお付き合いが億劫になってきたおばちゃんの私も
グンニョーナに元気をもらいました。
「自分が心地良くいられる暮らし」は、自分にしか作れないから
まずは一歩、歩きださなくちゃ。
小学生位のお子さん〜大人の方におすすめです。