フィンランドの絵本です。
サンタクロースの絵本で有名な方なので、絵には見覚えがあるという印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
ある日、ふしぎ村のケラケラホテルの女主人が、古い大時計を買いました。それは、サルビ王時代の由緒ある物で、一目惚れして買ったのですが、時を告げる音が鳴りません。そこで頼んで音が出るようにしたのですが、なぜかまたすぐに壊れてしまいました。
それもそのはず、実は、時計の中には、12人のお化けが住んでいたからなのです!
なんともユーモラスなお話で、お化けが登場するのですが、ちっとも怖くありません。
大時計も大事だし、お化け達とも仲良くしたいと思った女主人と仲間達が、なんとも微笑ましいのです。
お化けとの共存を考えて試行錯誤するところが、面白かったです。
最後に12人のお化けたちが、どこに落ち着いたかは、読んでのお楽しみです。
ちょっと長めでしたが、楽しいお話なので、あっという間でした。