レビューコンテストの開催と同時にこの絵本を知り、
早速手に取りました。
ビビリな我が息子。
でも表紙の絵を見て、これなら怖くないだろうと確信し、
一緒にページをめくりました。
「おばけ」というものの存在がまだあまりよく分かっていない息子は、
最初の段階から「どうしておぼんはとおらないの?」と不思議そう。
詳しく説明せずに、にっこり笑ってお話の続きを読んでいくと、
飲み物や食べ物で色や形が変わることに驚いた様子。
そして特別メニューを食べてみんなが消えてしまうシーンに
またまたびっくり。
でも礼儀正しいおばけたちが、みんなで食事の後片付けをしている
ところでは、見えないはずのおばけたちの姿を、
自分なりに想像して捉えられたようです。
いろいろ細かく説明しなくても、お話の続きをどんどん読んでいけば、
おのずとストーリーは理解できる、これがこの絵本の醍醐味です。
あつあつミルク好きのおばけたちが元に戻ると息子もうれしそう。
最後アンリが隠れた鎧が出てくるシーンでは、最初のキッチンのページと
絵を比較して、「ここにかくれてるんだよね!」と得意気。
出会えて良かったなと思える作品です。
他のシリーズも全て読みました。
一番のお気に入りは「おばけびょうきになる」だそうで、
「おばけパーティ」を読んだ後、ぜひ手に取っていただきたいと思います。