こうもりのこもりくんは、お父さんこうもりのおおもりと一緒に、いつも逆さまにぶらさがっています。
いつも逆さまでいるから言葉も逆さまで、「おはよう」は「おやすみ」、「お腹が空いた」は「お腹いっぱい」、それから「おいしい」は「まずい」の意味になります。
親子はとても仲良しで、いつも一緒です。
あきやまただしさんの絵本は好きなので網羅していると思っていましたが、この絵本は初めてでした。
お父さんにとても可愛がられているこもりくんは、幸せです。
今までできなかった飛ぶという行為も、お父さんの励ましで出来るようになりました。
こうやってすくすく育ったこもりくんは、将来素敵なお父さんになるのでしょうね。
設定が少し難しいので、読むのは小学低学年くらいのお子さんからでしょうか。
絵本を楽しみながら対義語も身に着けることができるので、知育絵本にも適しているのかな、と思いました。