何歳のお子さんにときかれると、困ります。
とりあえず、現在二歳の息子の年齢にしておきます。
この絵本を買ったのは、多分、娘が一歳の時でした。
当時の娘は、お気に入りの絵本に限って、びりびり破く、落書きをする、という習性があって、この本も、びりびりの落書きだらけです。落書きされたのは、ちゃんとクレヨンを管理していなかった私が悪いんですが、びりびりは、もう一瞬のこと。そして、我が家にあるこの絵本は、テープで修正だらけ、落書きだらけなんです。
「しーん」のページも落書きやびりびりの修正で、どこがしーんやねん、ってなページになっています。
元永定正さんの絵の絵本は、どれも子どもたちはお気に入りですが、二人ともが一番好きなのは、この絵本じゃないかなと思います。
読み聞かせながら、私は修正や落書きが非常に気になるのですが、子どもたちは、全然気にならないみたいです。
でも、私としては買い換えたいかなという気もしますが、修正や落書きがある本をそのまま読み聞かせることも、大切なことなのかなって気もします。
どこのページが好きかと聞かれれば、子どもたちは、どのページも好きですね。そして、どのページも書いてあるせりふを読むたびに、たとえば私が「ぽろり」と読むと、にたっと笑って、自分たちも「ぽろり」とそのせりふをまねして読んでいます。
最近は、読んでと自分で持ってくるのは二歳の息子の方ですが、五歳の娘も一緒に喜んで聞いています。
大人には???な絵本ですが、こんな絵本を楽しめるのは何歳までかな、なんて思います。五歳ではまだ楽しめているのですが。