映画をみて興味を示していたので
こちらも借りてみました。
南極で子育てをするペンギンの姿が描かれています。
ポストカードのような美しい写真風景、
厳しい寒さに耐えながら子どものために餌をとりに行ったり、
子どもを温めたりとペンギンの親の愛情が伝わってくるような
表情豊かな彼らの描写が(写真ですが)温かいです。
お父さんお母さんペンギンの間に挟まれて甘えている
子どものペンギンの姿の場面では、息子はいつも
「ママペンギンになって!」と真似をしたがります。
寒さに耐えきれず雪に埋もれていくペンギンの子どもの
姿も映っている現実の厳しさも印象的。
「死」に興味を持った息子はその場面でいつも質問してきます。
動物園で見るとただただペッタカペッタカしたり、
ぼーっと立っている印象が多いペンギンですが、
こんなにも過酷な環境の中で子育てをしているものかと
改めて感じさせられました。
野生のペンギンの姿を知ることのできる1冊です。