この絵本も、とても素敵な作品でした。
その発想の面白さはまず、ロシアの方が描いているのに、主人公が「アフリカワニ」ってところ。
V.オリシヴァングさんのイラストはいわゆるヘタウマで、
ずば抜けて上手くはないのに、なぜか目を惹く個性的で魅力的なタッチをされています。
今までも「みにくいあひるのこ」的発想の、別の種族の母(もしくは父)親が、子どもを育てる話はいくつかありますが、このワニのガ―パの懇親的なこと!
しかも、この素晴らしく夢のあるオチったら、今まで見たことありませんでした。
ワクワクするところもあり、小さなお子さんから、大人まで楽しめる内容ではないでしょうか?
脇役ですが、最初は口うるさい世話人といった感じで登場するワニばあさんがいい味出てます。
ぜひ、親子で読んで楽しんでください。