ワニの卵から、鳥のヒナが出てきたところから、物語は始まります。
まるで「みにくいアヒルの子」のようですが、ワニのパパは、愛情たっぷりにヒナを育てます。
とはいえ、種類が違うのです。
えさや飛び方など、試行錯誤の連続。
なにより、周囲からの批判的なまなざしがつらかったことでしょう。
しかし、親子の絆はなによりも強く感じました。
かわいい子・その子のために必死になる親。
きっと、人間の親子にも当てはまるでしょうね。
リーパが空を飛べたとき、とても感動しました。
少し残念だったのは、結末がはっきりせず、寂しげな印象が残ったことです。
たとえ不可能でも、ハッピーエンドでいて欲しいと願います。