私が持っているのは1968年のものです。いわゆる「差別的な言葉」などが改訂されて1977年に新たに発行されたのだと思います。
選ばれているお話の数々はそんなに変わっていないはず・・
高城義太郎さんが作者になっていますが、この方は編集委員です。装丁、アートディレクター、39人の作者、13人の画家の一覧を書こうかと思いましたが、見づらくなりそうなのでやめました。すごい面々です。誰それさんなど、と抜き書きするのももったいないので、いずれ、この紹介欄に全員の名前が公式に載ることを望みます。
さて、この本には3月から5月まで毎日の日付にひとつずつのお話が挿絵付きで見開きで載っています。いろいろな昔話、創作童話の抜粋など、限られたページの中で、関わった方皆さんが皆、どんな春を語ろうか、どんな春を描こうか、どんな春を編もうかと心を砕いて下さったかと思うと胸が熱くなります。
さらに、夏、秋、冬の巻もありますから、365種類のお話の味見ができるというわけです。
蛇足ですが、この本は私の「読み聞かせ」の原点でもあります。小3のとき、6歳年下の弟相手に無理矢理(笑)読み聞かせていました。弟はどうだったか知りませんが、私は幸せでした。