ブライアン・カラスは、マグリーリさんとウサギの攻防戦を描いた作品が楽しかった記憶があるのですが、これも農場の設定です。
登場するのは、馬・ひつじ・雌鳥・牝牛で、朝いつもやって来るトミーが来ないので心配でたまりません。
どうやらトミーが幼稚園っていうところに行ったと分かるのですが、幼稚園がどういうところか分からず、また大騒ぎ。
その動物達の会話が、何とも愉快で、読み手が工夫して読むと、とても臨場感が出ると思います。
後半は、幼稚園から帰ってきたトミーが、幼稚園の話を動物達にしてくれるのですが、その楽しそうな話し振りがGOOD.
何処に冒険に行くわけでもないお話なのですが、動物達の会話がふんだんにあって、トミーと動物達の友情もありで飽きることがなく読み聞かせできる絵本です。
幼稚園、保育園の入園前に、読み聞かせして欲しい作品です。