表紙に余韻があります。
何か訴えてくるような・・・。
赤い鳥が主人公のお話かと思ったら、様々な鳥の赤色の部分に着目した作品でした。
トキ、フラミンゴ、タンチョウ、ウミネコ、キジ、あたりは、名前と大体の容姿はわかりますが、
エトピリカ、ウミネコ、カワセミ、あたりは名前は聞いた事はあるけど・・・状態。
見たことも聞いたこともない鳥も登場しています。
それぞれ、体の一部に赤色をまとっている、という訳です。
この視点は新鮮でした。
飼育係の経験と、絵本作家の画家の視点が融合した、
あべ弘士さんならではの作品だと思います。
何気なく目にしていた鳥たちをよく観察してみたい、と思わせてくれますね。