くんちゃんが、いとこのアレックスとキャンプへ行くお話し。
道々、くんちゃんは、出会った小さな生き物達と、絶えず会話をしながら歩きます。対してアレックスは、黙々と、目的地へ向かっていく様子。
キャンプ中にくんちゃんが、行きに会った生き物達の真似をして色々なことにチャレンジするのですが、どれも失敗に終わります。そこで、しっかり者のアレックスが活躍して、熊らしいやり方を教えてくれるのです。
しかし、この関係が帰り道にちょっと微妙に変わるのが面白いところ。今度は、行きに出会った者達と会話をしていたくんちゃんが、しっかりと道を導いて行きます。
この絵本を読むと、幼稚園の二泊三日のキャンプから、ちょっと自信をつけて帰ってきた、我が家の子供たちの姿を思い出してしまいます。
間違えながらも、いろいろな体験を重ねることで、私たちは、自信を手に入れて成長するのですね。