「富を考える」とあったので、お金があって不幸よりも…っていうお話かと思ったら、もう少し大きい子向けの絵本という印象でした。お金と交換されて、次々と人の手を渡るダイヤモンド。戦争の時、救ってくれると思ったダイヤモンドは、あくまでもダイヤモンドで、金庫に入れたままでは、人の命を救うことも、自由を手に入れることもできません。お金はお金で、それ以上でも以下でもない。当たり前のことだけれど、時々間違えて、お金を得ることが目的になってしまう時があったりするから…なんて考えるきっかけにはなりました。小さい子どもには、「で?」という感じで伝わりにくいかもしれませんが。