すごく大きなテーマを持った絵本ですね。
これは・・これから身近な人の死を迎えていくであろう親の私のほうが
読んだほうがいい絵本かもしれない・・と思いました。
アナグマの死を前にした穏やかな心情と、周りの仲間との絆・・
ページをめくるごとに心に染み渡ってきて・・・泣きそうでした。
私も、このテーマを心に刻みます。
アナグマの死を静かに迎える心境や、その死の瞬間。
それらも老いや死を恐れなくてもいいんだ・・・というメッセージにも
思えて。
残される立場・先立つ立場・・・いろんな立場から気づきを
くれる一冊です。
・・・たまたま立ち寄った郵便局の待ち時間に、子にせがまれて
読んだこの絵本。いやはや・・・不意打ちの感動でした。