「くちぶえが ふけたら いいなあ!」
男の子が,口笛を吹いて,犬と遊んでいるのを見たピーター。
でも,ピーターは,口笛が吹けません。
ピーターが,何度も何度も口笛を練習する姿を見て,
自分が子供の頃,口笛がどうしても出来なくて,
泣きながら練習した記憶が,よみがえってきました。
男の子の気持ちや様子が本当によく伝わってきます。
息子もこの絵本を読んで,早速口笛を吹く練習をしていましたが,
結局吹くことはできませんでした。
また,主人公が黒人の男の子で,絵本の舞台も都会の下町
(ニューヨークのブルックリンのようですが)で
これは主人公=白人だった当時では,画期的だったようです。
(私も,黒人の男の子が主人公の絵本は初めてで,新鮮でした。)
でも,息子にとっては,主人公が黒人の男の子だという意識はなく,いつもと同じ楽しい絵本だったようです。