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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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  • ギフト

としょかんライオン」 ガーリャさんの声

としょかんライオン 作:ミシェル・ヌードセン
絵:ケビン・ホークス
訳:福本 友美子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2007年04月
ISBN:9784265068173
評価スコア 4.81
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  • ルールよりも大切なこと

    図書館の中に、のっしのっしと入ってくるライオンの後姿。娘は、まん丸目玉で私の顔を覗き込みながら、もうすでにドキドキしています。この後ろ姿には迫力があり、百獣の王の貫禄が伝わってくるのですが、図書館への出入りを許され、いざ自由に行動し始めると・・・その仕草と表情のかわいらしいこと! まるで猫のようです。

     そして、ストーリータイムが終わり、もっとお話を聞きたかったライオンが、“RAAAAHHRRRR!”と泣き叫んでしまう場面では、娘もいっしょに大笑い。本当に大きな駄々っ子みたいですね。館長のミス・メリウェザーに叱られて、上目遣いにしょんぼりしている表情も、とってもかわいい。
     娘も図書館のストーリータイムが大好きで、夏休みの間は毎週通っているのですが、この街の図書館にもライオンが来てくれたら楽しいだろうな、と想像してしまいます。

     図書館のお手伝いを覚え、みんなの役に立ち、みんなにも慕われて、自分の居場所を見つけたライオンでしたが、ミス・メリウェザーを助けるために、図書館の決まりを破ってしまい、自ら図書館を去っていきます。まるで明かりが消えたような図書館・・・。いつのまにか、ライオンは図書館になくてはならない存在になっていたんですね。

     でも、最後はちゃんとハッピーエンドが待っていましたよ! ライオンが戻ってきて、うれしさのあまり、駆け出す館長。マクビーさんの注意にも耳を貸さず、走ります。娘も、やっぱりここが1番のお気に入り。「“No running!”って言ったのに、聞かないで走ってっちゃったところが、1番おもしろかった!」と、興奮しながら言っていました。

     “Sometimes there was a good reason to break the rules. Even in the library.”の一文には、大事なことがいっぱい含まれていますね。ライオンと、ミス・メリウェザー、それに子どもたちの、喜びに満ち溢れた顔が、すべてを物語っていると思います。とかくルール、ルールと押し付けてしまいがちですが、規則を守ること以上に大切なことがあることも、子どもにしっかり教えてあげたいな、と思います。

    (編集部注:洋書版「Library Lion」に寄せられたレビューです。)

    投稿日:2009/08/03

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