素敵なお話だと思いました。普通なら怖い動物のライオンでも、絵本が好きな事には変わりがないですよね。絵本がただ大好きで、お話が聞きたくて、でも人ではないので話が出来ないし。決まりを守れなかった理由はちゃんと有るのに、でもそれが説明できないし。本当にもどかしい一面も有る絵本だと思いました。でも、ライオンは心から絵本を愛し、そしてみんなを愛しているんだな、そう思いました。そんなライオンを必要と思うようになったり、愛おしく思うようになったり。いなくなって初めて気付く事って人同士でも有りますよね。とても切なかったけれど最後はハッピーエンディングで、なんともライオンさんの表情が嬉しそうで忘れられません。一生心に残りそうな、そんな宝物のような1冊だと思いました。プレゼントにも最適だと思います。そして多くの子供たちに、ぜひこの素晴らしい絵本を読んでもらいたいな、そう思いました。決まりは決して例外が無い訳ではない。素敵なお話だと思います。