第二次世界大戦中
ドイツに侵攻されたポーランドであった実話だそうです。
ユダヤ人だということを隠し
アーリア人の振りをして生活する少女が登場します。
疑われること無く生き抜き
このお話が今こうして残っているのです。
この時代のお話を読むと いつも「どうして…」という
やりきれない気持ちになります。
アーリア人になりきることで
この少女が生き延びたことからも分かりますが
アーリア人とユダヤ人は
見た目も中身も全く同じ人間なのです。
日本でも 戦争中に動物園の動物達が
次々と殺されたのと同じ様な理由で
ユダヤ人の人たちも
多くの命を奪われていったのだと思います。
話がそれてしまいましたが
この少女が 猫たちと協力して
ユダヤ人居住区の人たちに生活必需品を手渡します。
自分の身を危険にさらしながらも
残してきた仲間の生活を支え続けた人たちが居たことを
初めて知りました。
「アンネの日記」のアンネ・フランクと 同じ時代を
全く違う生き方をしていたユダヤ人の人達が居た事を
是非多くの人に知って欲しいとも思いました。
戦争がもたらす悲惨な出来事を知ること…
命の重ささえ分からなくなってしまう戦争の恐ろしさを…
たくさんの絵本で子供たちに語り伝えていきたいとも思いました。