「福音館の科学」シリーズ。
横長の装丁が印象的です。
3月半ばから4月半ばまで、桜並木の変化の様子を、そこを通りかかる人々を交えて描写してあります。
確かに、つぼみから開花まで、落花から葉桜まで、
変化が速いのでドラマティックです。
それだけに改めて比較しながら丁寧に観察すると、その生命力に感嘆です。
通りかかる人々も、朝の同じ時間帯ということもあってか同じ面々で、
その比較も面白いです。
やはり圧巻はさくらまつり。
花見での「ピンク色の天井」というアングルは素敵。
ラストの葉桜のアングルと一緒で好対照です。
桜を愛でるこの感覚、子どもたちにも体感してほしいです。