この絵本では、お肉の料理が順番に出てきます。そして、それぞれに王様がいて、それぞれに自分の肉料理こそ一番だと自慢します。
ローストビーフの王さまはローストビーフが一番だと言いますし、ハンバーグの王さまはハンバーグが一番だと言うのです。
ただ残念なのは、自慢した肉料理を独り占めしてしまうことです。
でも最後に登場した王様は、粋な計らいをします。
その粋な計らいとは……。
次々に登場する肉料理がリアルに描かれていて、食欲をそそります。でもそれ以外はほのぼのとしたタッチになっているので料理が引き立ち、読んでいるうちにお腹が空いてきます。
この絵本を読み終えたら、肉料理を食べたくなるかもしれません。