語り手である館主のマラクルーナ氏が、古今東西の物語から集めた魔法の道具のカタログです。
マラクルーナ氏はこの魔法道具コレクションを収蔵・展示するために大きな館を建て、そこで暮らしています。
『オデュッセイア』から『はてしない物語』、グリム、スティーブン・キングやラヴクラフトまで、対象になった物語は204もあります。魔法道具も、おなじみのものから初めて見るものまで、多種多彩。
思ってたのと違うな、というのもあれば、こんな感じかぁ、というのもありとにかく見応えがあります。
この館に住みたいかというと…恐ろしくて住めませんが…。
巻末には所蔵品リスト(と出典)があり、最高の読書案内としても読む事ができます。
マラクルーナ氏による「おわりに」は必読。子ども達に伝えたいメッセージでした。小谷真理さんの「あとがき」も読んで下さい。