おかあさんカバから、赤ちゃんカバが産まれてくる日が描かれています。
カバは、水辺で出産し、水中で授乳するんだそうです。
シンプルな絵本なのですが、短い文章と力強い絵の中には臨場感がたっぷり。
読む度に娘や息子が産まれて来た日を思い出し、子供たちへの愛おしさ、あの時の気持ちを再確認しています。
赤ちゃんの産まれてくるシーン、自分もこういう風にして、お母さんに迎えられたのだろうか、と色々と考えをめぐらせてしまいます。
「どっこん どっこん」というお母さんのゆっくりした心臓の音、たったこれだけの文章だけで、とても温かな幸福感に包まれます。不思議ですね。
絵本の最後には、カバのお産と赤ちゃんについて、ズーラシア園長さんによる解説文もあり、勉強になりました。
これから出産予定の方、出産経験のある大人の方にも、おすすめの一冊です。