立派な家にすんでいるねこもいれば、野良猫もいる(どこでもお家)。素敵な名前を持っているねこもいれば、だれもに「スキャット!スキャット!(しっ! しっ!)」と言われるスキャット(ねこの名前です)もいる・・・。
お金持ちの家のねこと、野良猫(スキャット)として生きている猫が比べられていて、読んでいるうちに少し切なくなってきます。
でも、途中から、お金持ちのねこも楽ではないな(思ったほど良くはないな)と思い始めます。なんたって、野良猫は自由ですから。
最後に、お金持ちではないけれど、やさしい女の子の家のねこになり、ご飯をもらい、やわらかいまくらをもらい、素敵な名前(グエンドリン)をもらえて良かったとホッとします。
ちょうどよい(?)幸せを手に入れたスキャット(グエンドリン)がピカピカの首輪で誇らしげに座っています。
息子は、はじめ「悲しいね、かわいそうだね」といっていましたが、最後には、「良いお家に拾われてよかったね」と言っていました。私は何となく、「人間の社会と一緒だな、程々な幸せってあるよな〜」と妙に納得しました。