平凡な表現ですが、暖かい家族愛を感じました。お母さんやお兄ちゃんたちは黒ネコなのに、自分だけ真っ白な体であることを悩むしろちゃん。体の色が違っていても、愛してくれるお母さん、最後に登場する真っ白で立派なお父さんにも愛されるしろちゃんは本当に幸せなネコちゃんです。我が子のありのままの姿を受け止め、精一杯の愛情をそそいでいくような親になりたいと切に思いました。MAYA MAXXさんの挿絵も素晴らしい。最後にお父さんネコが現れて、にっこりするしろちゃんのページを開くと、読み聞かせしている子供達もしろちゃんと同じような笑顔になっているのです。