おいしそうな絵本なのかな?と思って読んでみたのですが
「おいしそう」というよりは「とってもかわいらしい絵本!」
という印象でした。
まず、色使いが綺麗♪赤と緑と黒だけで描かれています。
そうして、物語も終始のどかで、ゆったりとした気分で読む
ことができました。
ふわふわケーキを作るはずだった公爵夫人が、あんまりにも
ふわふわさせ過ぎてくものようになってしまったケーキの上に
のったまま空高くのぼっていってしまっても、それほど
心配している様子もないし(笑)。
いちばんおチビさんのガンヒルダが泣き出したのも、ママに
会えなくて、ではなく、おなかがへったからだし(笑)。
みんなでふわふわケーキを上からと下から食べ続けて、無事
公爵夫人は戻ってくることができましたが、全員が
おでぶさんになってにこにこしているし♪
まるでふわふわのケーキみたいにほんわかしていていいです。
作者のヴァージニア・カールさんのひととなりを読んで
みたれば、野良猫を次々に拾ってしまい、22匹の猫を飼って
いたり、70歳を過ぎてからトライアスロンに挑戦しようと
したけれど、泳げなかったので、まず泳ぎ方から習っていたり
と、やっぱりほんわかしていて、楽しい気持ちになりました。
こんな素敵な人が作った絵本だから楽しくなったのだろうなあ
って思いました。
娘はそれほど興味を示さず(笑)。理由は・・たぶん甘いものが
それほど好きでもないからだろうと思われます。甘いものが好きな
子どもちゃんだったら、「ふわふわケーキを作って!」と、リクエ
ストされるかもしれませんね。