絵のタッチを見て、「リサとガスパール」シリーズを思い浮かべた方も多いはず。
これは、ゲオルグ・ハレンスレーベンが、アン・グッドマンと知り合う前にコンビを組んでいたケイト・バンクスと、久しぶりに組んだ作品なのです。
春になり、こぎつねが生まれ、独り立ちするまでを、淡々と描いた作品です。
それぞれのシーンが、まるで隠し撮りをしたかのような、真実味を持って展開します。
NHKの「ダーウィンが来た」を見るような展開で、手に汗握るシーンこそないのですが、一歩一歩確実に前進する姿に好感が持てることでしょう。
子供も関心を持てると思うので、読み聞かせに適した作品としてオススメします。