小学校3年生の国語教科書に、本の紹介が載っていたので、セレクト。
重厚な表紙の絵が印象的です。
津軽の八甲田山にいた大鷲は、自分の大きさが自慢の種。
そこで、自慢しに世界への旅に出かけるのです。
ところが、世界にはたまげるくらい大きい生き物たちがいた、という訳なんですね。
大判の装丁に、版画の持つ重厚な絵は大鷲などを描くと迫力満点です。
しかも、文章はマイルドな津軽弁。
その独特な世界が魅力的ですね。
羽根の音を「バホラ バホラ」と表記しています。
なるほど、その雰囲気が十二分に伝わってくる表現です。
世界にはとてつもなくすごい生き物たちがいる、ということを体感できそうです。
絵の迫力といい、津軽弁の個性的な文章といい、読み聞かせに使ってみたいですね。